生きているうちに身に辺りの整理を行う「生前整理」という言葉は最近よく耳にしますよね。
亡くなった後に後に人が片付けるよりも、元気なうちに自分で物の整理を行うことで不要な物と必要な物が分かりますよね。
生前整理・終活で断捨離をすべき理由
まずは生前整理や終活で断捨離をするべき理由をいくつか紹介していきます。
老後生活を快適にするため
断捨離をして部屋のものを少なくすることで部屋がかなりすっきりします。
できることなら残りの人生、綺麗な部屋で生活していきたいですよね。
また、シニア世代は筋力が低下してしまうため、物が多い事で躓いたりぶつかったり怪我をするリスクがあります。そのような不安をなくすためにも物を少なくしていきましょう。
亡くなった後に家族への負担を軽減するため
自分がいなくなったら遺品整理は家族が行わなければなりません。自分のものではない物を断捨離するのは難しいですし、片付けをするのは労力がかかることです。家族の負担を軽減するためにもできるだけ断捨離は元気な間に終わらせてしまいましょう。
生前整理・終活時の断捨離のやり方
初めに知っておいて欲しいのは、
「断捨離はすべて一人でやろうとするのではなく、業者や家族などに手伝ってもらうか、一気に終わらせるのではなく少しずつコツコツやることが大切。」
だということです。
一人ですべてやろうとすると重い荷物を運ばなけらばならないこともありますし、相当な労力を要します。一人で行うのではなく複数人でやることが好ましいです。
また、断捨離となると一気にまとめて終わらせなければと思いがちですが、コツコツと進めたほうが片付けが進むこともあります。
「生前整理」や「終活」と言われるとおおごとに聞こえるかもしれませんが簡単に言ってしまえばただの片付けと同じです。一日5分でも10分でも良いので少しずつ進めることに意識を向けましょう。
それでは実際に断捨離のやり方について解説していきます。
物を種類ごとに分ける
断捨離をするときはまず初めに使う頻度によって物を分けていきましょう。手あたり次第に片付けをするよりもこの手順を踏むことで断捨離が楽になります。
- 普段から使う物
- たまにしか使わない物
- 使わないが取っておきたい物
- 捨てるか迷う物
- 不要な物
このようにまず手元にあるものを分別することから、生前整理を進めてみてはいかがでしょうか。
いきなり生前整理というと何かと複雑な手続きをイメージしてしまうかもしれませんが、手近なところのものの分別なら、その気になればすぐにスタートできるはずです。
ものを仕分けることができれば、生前整理に役立つのは当然ですが、身辺がスッキリするというメリットもあります。
いらないとすぐ判断できるものから処分
物が種類別に分けられたらいらない物から処分していきます。処分する際は大きなものから行うと良いでしょう。大きなものがなくなるとそれだけで部屋がすっきりするため生活もしやすく、片付けのモチベーションも上がります。
その後に小さいものや処分するか迷っていたものを捨てていきましょう
生前整理・終活時の断捨離で残すべき物
断捨離と言えば物を捨てるばかりというイメージがありますが、捨てずに残すべきものもあります。
資産価値のある物は不要だとしても残しておくと良いです。また、預金通帳や実印、重要な書類はまとめて取っておきましょう。
特に、金銭関係の書類は、亡くなった後に再発行できない可能性があり、遺産相続の手続きをする際にも必要になることがあるため注意してください。
断捨離で出たゴミの処分が大変な場合
断捨離で出たゴミが大きかったり多かったりすると処分が大変ですよね。そんな時は不用品回収業者を利用するのがおすすめです。
梱包から運搬まで行ってくれる業者も多く、通常の断捨離よりもゴミの量が多くなる生前整理にはぴったりです。生前整理として身の回りの全てのものをチェックすると、案外今後もう使う要諦がない不要なものに囲まれて暮らしていることに気がつくかもしれません。
また、一度断処理した後は新しいものを極力増やさないようにしましょう。せっかく物を減らしたのにそこから増やしてしまったら掃除の手間が無駄になってしまいます。
まとめ
今回は生前整理や終活に向けた断処理方法を紹介しました。
生前整理は「何か」が起こらないとなかなか手をつけようという気にならないかもしれませんが、何かが起こってからでは手遅れになってしまう可能性もありますし、余裕があるときだからこそしっかりとした手続きや準備ができるものです。
これを契機にまず部屋を綺麗にすることから整理を済ませ、これからの充実した生活が送れると良いですね。